Webマーケティング

リスティング広告の効果を分析する3つのポイント

2022.08.24 水

リスティング広告を始めたが、そのまま放置してしまっているということはありませんか?

 

リスティング広告は1クリックごとに課金される有料広告です。

GoogleやYahoo!のリスティング広告の管理画面にクリック数やクリック率などの数値が表示されているとは思いますが、意味がよくわからず放置してしまっていると、無駄な広告費を支払っているかもしれません。

 

今回は、リスティング広告の効果を計る3つのポイントをご紹介しますので、自社のリスティング広告の分析に役立ててみてください。

 

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リスティング広告の効果を計る3つのポイント

 

リスティング広告の管理画面には、キーワードの詳細ページが用意されています。

広告出稿しているキーワードの一覧には

  • クリック数
  • クリック率
  • クリック単価
  • コンバージョン単価
  • コンバージョン率

などの数値が表示されています。

 

これらの数値からリスティング広告の効果を分析するポイントをご紹介していきます。

 

webマーケティングの用語がわからない方はこちらから先にご覧ください↓↓↓

 

 

ポイント① リスティング広告の集客効果を分析

集客分析

効率的に集客ができているかどうかについては、各キーワードの

  • クリック数・・・各キーワードでどのくらいクリックをされたかを表す
  • クリック率・・・各キーワードでの表示回数に対し、クリック数はどのくらいの割合かを表す

を確認しましょう。

クリック数やクリック率の高いキーワードは、そのキーワードで検索した多くの人が興味をもっていることを示しているため、クリック数やクリック率が高いキーワードほど、集客に貢献しているキーワードとなります。

 

反対に、クリック数やクリック率の低いキーワードは、検索ユーザーがあまり興味を持てないことキーワードということを示しているため、表示を停止させたり、上限クリック単価を下げたりする必要があります。

 

 

さらに深堀して分析するために、クリック数、クリック率の高いキーワードの

  • 表示回数(インプレッション)・・・各キーワードの検索結果に広告が表示された回数
  • 上限クリック単価・・・1クリックにかけてもいい単価(自分で設定)
  • ページ上部(最上部)のインプレッションの割合・・・広告が検索結果の上部(最上部)に表示されている割合

を確認します。

 

クリック率が高く、ページ上部(最上部)のインプレッションの割合がまだ上げられる余地がある場合は、上限クリック単価を上げることで、さらにクリック数・クリック率を上げられる可能性があります。

つまり、クリック率の高いキーワードは、よりクリック数とクリック率を高めるために上限クリック単価を上げる施策が効果的ということです。

 

また、クリック数だけが多いというキーワードについては注意が必要です。

クリック数が多いキーワードに関しては、表示回数(インプレッション)とクリック率を確認しましょう。

表示回数が多くクリック率が低い場合は、キーワードと広告がマッチしていない可能性があります。

つまり、キーボードの検索ボリュームが多くリスティング広告は表示されているが、あまりクリックされる率は良くないため見直しが必要ということです。

 

このように、クリック数とクリック率を確認することで、より効率的にリスティング広告でユーザーを集客させるためにはどうすればいいのかを判断することができます。

リスティング広告を始めたがあまり効果を実感できない。という会社様は管理画面を見ずに放置してしまっていることが多いです。

まずは、クリック数とクリック率を確認し不要なキーワードでの出稿を停止させたり、流入数を増やすべきキーワードへの費用を増やしたりすることが大切です。

 

 

ポイント② リスティング広告のコンバージョン効果を分析

CV分析

次に効率的にコンバージョンができているかどうかについては、各キーワードの

  • コンバージョン数・・・各キーワードでどのくらいコンバージョンをされたかを表す
  • コンバージョン率(CVR)・・・各キーワードでのクリック数に対し、コンバージョン数はどのくらいの割合かを表す
  • コンバージョン単価(CPA)・・・1コンバージョンを得るためにかかった費用

を確認しましょう。

 

コンバージョンとは?

コンバージョンというのは、自社webサイトにおいてユーザーにアクションしてもらいたい成果のことです。
例えば、ECサイトは商品購入でコンバージョンに。資料請求サイトであれば資料請求依頼でコンバージョンということになります。

どの成果をコンバージョンとするかによってコンバージョン率は変わってきます。
ユーザーが気軽にアクションできるものと比較検討しなければコンバージョンしないものでは、後者の方がコンバージョン率は少なくなります。

 

コンバージョン率の高いキーワードは、見込の高いキーワードとなります。

※こちらで言うコンバージョン率が高いというのは、他のキーワードと比較してコンバージョン率が高いキーワードを指しています。

 

コンバージョン率の高いキーワードが、ページ上部(最上部)のインプレッションの割合が低い場合、上限クリック単価を上げることで、さらにコンバージョン数を増やすことができる可能性が高いです。

すでにコンバージョン率が高いキーワードで、より多くのコンバージョン数を増やすためには上限クリック単価を上げてより多くにリスティング広告が人の目に留まるようにしましょうということです。

 

また、コンバージョン単価が安いキーワードについても、上限クリック単価を上げることでコンバージョン数を伸ばすことができる可能性があります。

 

コンバージョン数が多く、コンバージョン単価が高いキーワードの場合は、効率悪くコンバージョンしている可能性があります。

上限クリック単価を下げたり、キーワードと広告文がマッチしているかなどの対応が必要です。

 

コンバージョン数、コンバージョン率のどちらも少なくコンバージョン単価のみ高くなっている場合は、赤字の状態なので上限クリック単価を下げたり、そのキーワードへの広告出稿を止めるなどの対応が必要です。

 

 

ポイント③ ランディングページの効果を分析

LP分析

ポイント3つめは、ランディングページ(LP)の効果を分析する方法です。

 

リスティング広告のクリック率が高く、コンバージョン率が低い場合は、クリックしたけれどランディングページの内容に興味がなく離脱してしまったユーザーが多いことを示しています。

 

クリック率が高いということは、キーワードと広告文はマッチしているのに、ランディングページによってコンバージョンに至っていないことです。

そのため、リスティング広告をクリックしたユーザーが興味を持つランディングページになっているか確認する必要があります。

 

リスティング広告の効果を最大化するために

リスティング広告の効果を最大化するためには、検索ユーザーの検索意図を正確に把握することです。

どのような意図で、このキーワードで検索したのかを理解できれば、そのユーザーに向けて広告文、ランディングページを作成することができます。

 

キーワード、広告文、ランディングページが上手くマッチしないとコンバージョンしません。

コンバージョン数を増やしたいという場合は、キーワードと広告文、ランディングページが、検索ユーザーの検索意図に合っているのかどうかをチェックして改善しましょう。

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  • この記事を書いた人

fukuda miyuki

タクトシステムでの営業職や業務推進の経験を通じて培ったスキルを活かし、現在はマーケティング部として内部施策に携わっています。ブログでは、学んだことや気付きを共有し、読者の皆さんと一緒に成長していきたいと考えています。一緒に学び合いながら、有益な情報をお届けします。

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