Webマーケティング

ランディングページでコンバージョンを獲るためのポイント

2022.08.31 水

ランディングページ(Landing Page)とは、広告をクリックしたユーザーが一番初めに見るページのことです。

多くのランディングページは1枚ぺらで作られていて、ページ遷移(他のページに移動すること)させずにコンバージョン(見積りや資料請求、購入など)に誘導します。

 

webマーケティングの基本用語についてはこちらでご紹介しています。

用語の意味が分からない方はこちらからお読みください。

 

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ランディングページは1枚ぺらのページで作る

ランディングページ

ランディングページは、他のページへの遷移をなくし、上から下へ読んでいくだけの1枚ぺらのページとなります。

上から下まで読ませてコンバージョンへ誘導し、コンバージョンボタンまでの距離が短くなる設計になっています。

ページ遷移できてしまうようなTOPページを設定してしまうと、途中で離脱してしまったり、興味が別のものにいってしまう可能性があります。

 

1枚ぺらのページで商品やサービスのことを理解してもらうことができ、興味をもったユーザーはすぐに実行(見積り・資料請求・購入など)を行うことができます。

 

1枚ぺらのランディングページのポイント

  • 操作をできるだけわかりやすくする
  • 購入などのコンバージョンボタンにすぐにたどり着けるようにして、期待が高まっているうちにクリックしてもえらえるようにする
  • 何ができるのか明確にする(購入させたいなら購入ボタンのみ)

比較検討時間が長くかかる高額商品などでは、ランディングページ上で購入させるよりも、まずは資料請求やメルマガ登録などハードルを下げることで、コンバージョンを獲得できるランディングページとなります。

 

ランディングページでは一般的にSEO対策は行わない

 

ランディングページは、リスティングなど広告費用をかけて表示させるページのため、一般的には検索順位を上位表示させるためのSEO対策は行わないことがほとんどです。

SEOの場合は、表示させたいキーワードに合わせた記事を作成し、ユーザーにとってよりよい情報を提供することが大切となりますが、ランディングページでは自社商品・サービスの良さやメリット・使用前使用後の変化などの情報を多く記載しても問題ありません。

つまり、SEOでは売り込みは嫌われてしまいますが、ランディングページでは思い切り商品・サービスの売り込みをしても良いということです。

もちろん、過剰な表現や間違った印象を持たれるようなことはどちらにしてもいけませんが、商品・サービスの良さを伝えるための文章は検索エンジンを気にせずに記載することが可能です。

 

リスティング広告からのコンバージョン率が悪い場合には、ランディングページの内容を大幅に変更することも可能ですので、PDCAを回しながら一番コンバージョン率の高いランディングページを作り上げていくことができます。

 

また、通常のwebサイトの場合、同じような内容のページをいくつも作ってしまうとコピーコンテンツとなり、Googleからの評価が下がってしまうことがありますが、広告専用のランディングページなら検索されるキーワードに合わせたランディングページを複数作成することができます。

 

ユーザーの検索意図をくみ取ったランディングページを作成する

ユーザーの検索意図

例えば、結婚相談所の場合に「結婚相談所」というキーワードでリスティング広告をかけてしまうと、

  • 結婚相談所はどんな場所なのかを知りたいユーザー
  • 結婚相談所に入会したいユーザー
  • どんな結婚相談所があるのか調べたいユーザー

など、様々検索意図をもったユーザーが集まってきます。

リスティング広告をかけるキーワードとして「結婚相談所 入会」と検索したユーザーと「結婚相談所 30代」と検索したユーザーに、同じランディングページを表示させてしまうと、どちらかのユーザーには興味がないページと判断されてしまう可能性があります。

 

そのため、ユーザーの検索意図に合わせて

  • 「結婚相談所 入会」と検索したユーザー
    結婚相談所の概要、総合的な案内、入会までの流れを表示させたランディングページを表示
  • 「結婚相談所 30代」と検索したユーザー
    結婚相談所に入会している30代の人の情報、入会までの流れなど、30代向けのランディングページを表示

 

このように、同じような内容であっても検索キーワードに合わせてランディングページを作成することで、検索意図と乖離が少なくなりコンバージョンしやすくなります。

 

リスティングの出稿キーワードの検索意図に合わせたランディングページを複数用意する必要があるので、手間がかかるように感じるかもしれませんが、コンバージョン率向上のために準備することをおすすめします。

 

ランディングページはCPCとCVRを意識して改善する

 

CPCはクリック単価のことで、CVRはコンバージョン率のことを意味します。

CPC、CVRはリスティング広告を最大限生かすための指標として使えます。

 

ランディングページは、作ったら完成ではありません。

  • CPCを最小に
  • CVRを最大に

を意識し、よりよいランディングページに改善していくことが大切です。

 

CPCを最小に

 

CPCはクリック単価のことで、リスティング広告は1クリックにつき課金される広告手法です。

CPCの上限価格を高額に設定すれば、ユーザーの流入は増えますが、その分広告費も高額となります。

 

そのため、コンバージョンに繋がりにくいキーワードはCPCを少額に設定したり、コンバージョンしやすいキーワードはCPCを高めにしてユーザーの流入数を優先したりと、調整することが大切です。

 

また、CPCが高く、コンバージョンに繋がりにくい場合のキーワードに関しては、ランディングページと出稿している広告タイトル・広告文があっていない可能性がありますので、修正を検討しましょう。

 

CVRを最大に

 

CVRはコンバージョン率のことで、リスティング広告のクリック数に対しコンバージョン数がどのくらいあるかの割合を示しています。

CVRを上げるためには、ランディングページの内容を検索キーワードに合わせる必要があります。

 

上記でご紹介したように、ユーザーの検索意図にあわせて複数のランディングページを用意しておくことで、取りこぼしが少なくなります。

 

ABテストでCVRを向上させる

 

CVRを向上させるために、ABテストも有効です。

一定期間ごとに、ランディングページのTOP画像・テキスト内容などの一部分を変えてテストすることで、よりよいランディングページに作り替えていくことができます。

 

ABテストを行う際は、ランディングページの上部から少しずつ変えてテストを行うことをおすすめします。

いろいろな箇所を一気に変えてテストを行ってしまうと、どこを変えたことで良くなったのか悪くなったのかがわからなくなるためです。

特にランディングページはファーストビュー(ページTOP)が一番多くの人に見られます。

ファーストビューによってユーザーは続きを読むか決めるため一番重要な箇所とも言えます。

コンバージョン率を向上させるなら、まずファーストビューからABテストを行ってより良いものに変えていくようにしましょう。

 

ご紹介した通り、ランディングページは作ったら完成ではありません。

ABテストを行って、よりコンバージョンを得られるように変えていく必要性があるため、ランディングページを作成する際は制作会社に丸投げせずに、文言や画像などの修正については自社でいつでもできるようにしておいた方が、PDCAを回すサイクルが早くなるのでおすすめです。

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  • この記事を書いた人

fukuda miyuki

タクトシステムでの営業職や業務推進の経験を通じて培ったスキルを活かし、現在はマーケティング部として内部施策に携わっています。ブログでは、学んだことや気付きを共有し、読者の皆さんと一緒に成長していきたいと考えています。一緒に学び合いながら、有益な情報をお届けします。

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