新人マーケター

マーケティングは独学で学習できる?失敗したくないマーケティング初心者におすすめの学習法4選

2023.01.31 火

マーケティング学習法4選_top

就職・転職や異動などで初めてマーケティング担当になり、「何から学習すればよいのかわからない」とお悩みではありませんか?

マーケティングは学ぶ範囲が広く、学習する方法を間違えると非効率になったり、古い知識を学んだりする恐れがあります。

ここでは、「全く知識・スキルがないのに、マーケティング担当になった」という方のために、効率的な学習法や押さえておきたい基礎知識、学習を成功させるポイントなどについてご紹介します。

 

もしWebマーケターの仕事内容なども気になっている方はこちらの記事もご覧下さい。

 

D-Marketing Academy
Webマーケター教育なら1日10分で学べるD-Marketing Academy

続きを見る

 

マーケティング初心者の学習におすすめの方法4選

マーケティングについて効率的に学習するには、自分に合った方法を選択することが必須です。

ここでは、マーケティングを学習する際におすすめの方法を4つご紹介します。

 

オンラインのマーケティング講座

マーケティングについて、プロの講師による講義をLIVEで視聴しながら学習する方法です。

講座ごとにテーマがあることが多いため、マーケティング全般を学ぶというよりは、知りたいことを中心に学習することができます。

 

オンライン講座のメリット

手軽に始められ、自分のペースに合わせて学べる
オンラインで時間や場所を選ばず、好きな時に学べる手軽さが魅力です。
また、学習ペースも自分で調整することが可能です。

 

マーケティングスクールに比べれば低コスト
マーケティングスクールは一般的に十数万円~数十万円の費用がかかりますが、マーケティング講座は無料~数万円程度で利用できるものもあります。

 

正確な内容を効率的に学べて、遠回りがない
何冊も読まなければならない書籍や内容の質が不安な動画と異なり、効率的にプロによる正しい知識を学べます。
遠回りをせずタイムパフォーマンスに優れた学習ができる点は、非常に大きなメリットといえます。

 

Q&Aが可能な場合もある
すべての講座で可能とは限りませんが、講師に質問できるケースもあります。
独学では疑問点の解決に行き詰まり断念しがちですが、質問ができる講座を選べばそうした心配はありません。

オンライン講座のデメリット

書籍や無料の動画に比べると費用がかかる
比較的、安価で手に入る書籍や無料のWeb動画と比べれば費用がかかります。
学習の質・効率化と費用のどちらを優先するかをしっかり考えて決めるとよいでしょう。

 

オンラインのマーケティングスクール

用意されたカリキュラムに沿って、系統立てて学べる点が特徴です。

 

オンラインスクールのメリット

クラス制の場合

挫折する確率が下がる
カリキュラムに沿って一斉に授業が進むため、独学でも挫折しにくいといえるでしょう。

 

さまざまな人とのつながりができる
参加者との交流によってつながりができ、モチベーションがアップする効果も期待できます。

 

個別制の場合

自分のペースで学べる
マンツーマンの場合はクラス制に比べ、個々のペースで学習しやすいメリットがあります。

 

サポートが手厚い
ほとんどのスクールで質問や学習のスケジュールに関する相談などを受け付けており、サポート面で安心できます。

 

オンラインスクールのデメリット

クラス制の場合

費用が高くなりがち
一般的にスクールは費用が高額になりがちであり、金銭面でのハードルが高いといえます。

 

学習が一方通行になりやすい
授業を聞くだけになってしまう恐れがあるため、学習に対する姿勢が受け身にならないよう意識する必要があるでしょう。

 

クラス制で進むため個人の融通が利きにくい
個別指導のような個々に合わせた学びは難しいといえます。

 

個別制の場合

費用が高くなりがち
サポートが手厚くなる分、クラス制よりも費用が高額になりがちです。

 

講師と合わない場合でも変更が難しい
個別制では講師との相性が悪くても、別の講師に変更してもらうことが難しい可能性があります。

 

動画学習

Web上に配信されている学習動画を視聴して独学で学ぶ方法です。

無料で視聴できるものが多く、空き時間に手軽に見られる点が特徴です。

 

動画学習のメリット

無料で視聴できる
ほとんどの動画が無料で提供されており、自分で好きなものを選ぶことができます。

 

動画学習のデメリット

内容の質にばらつきがある
個人が提供している動画は情報の質が低かったり、情報の鮮度が古かったり、間違っていたりするケースが少なくありません。
マーケティング初心者の場合は、紹介されている情報の正否を見極めることが困難なので気をつけましょう。
また公開されている動画の中には、高額な商材の購入を勧めてくるものもあるため、十分に注意してください。

 

偏った内容を学ぶ恐れがある
個人が提供しているため、その人の成功例や経験に偏った内容が強調されている恐れもあります。

 

挫折しやすい
手軽さの一方で、自律的に学習を進める計画性がなければ挫折しがちです。

 

疑問点があっても質問できない
一般的に、無料で提供されている動画にはサポートを望めません。
疑問点は書籍など他の手段で自ら確認しなければならないため、二度手間になる恐れもあります。

 

書籍

マーケティングに関する書籍をネットショップや書店で購入したり、図書館などで借りたりして学習する方法です。

 

書籍のメリット

費用が少なくて済む
安い書籍であれば一冊千円程度、高い書籍であっても一万円以内に収まるケースがほとんどです。

 

隙間時間を利用できる
通勤・移動時などちょっとした隙間時間を利用した学習が可能です。

 

書籍のデメリット

挫折しやすい
自分から積極的に学ぼうとする意思や計画性がなければ、挫折しがちな学習法です。

 

時間がかかる(非効率)
基本的な書籍から始まり、少しずつ知識を積み重ねていくため時間がかかります。
また求めている知識や情報が書かれている書籍を探す時間も必要です。

 

疑問点は自分で調べなければならない
学習中に出てきた疑問点は、当然ながら自分で解決しなければなりません。
その労力と手間も考えておきましょう。

 

学習法に続いて、マーケティングを学習する上で必ず押さえておきたい基礎知識についてご紹介します。

 

マーケティングの学習で絶対に押さえておきたい基礎知識

マーケティングを学習する際に、まず押さえておくべき基礎的な知識についてご説明します。

 

マーケティングプロセス

実際にマーケティングを行う際の手順を指し、以下の流れで行われます。

  1. 市場調査
  2. 市場の細分化
  3. 顧客層の限定(標的化)
  4. マーケティング施策を有利に展開できる立ち位置を見出す(ポジショニング)
  5. エンドユーザーに商品・サービスを届けるための具体案の作成
  6. 実行
  7. 効果測定・検証
  8. 改善・新たなサービスの開発

 

マーケティングプロセスの理解が必要な理由

マーケティングの基礎であると同時に、マーケティングの流れ(プロセス)を理解すれば、企業活動の全体像をつかむことが可能です。

また学習を重ねて得た知識を、自社でどのように役立てるかというイメージをつかむことにもつながります。

 

専門用語

マーケティング施策を行う際は、さまざまな専門用語を使います。

基本として、下記の用語は覚えておきたいものです。

  • エンゲージメント(顧客との関係性)
  • カスタマージャーニー(顧客が購入・契約するまでの道筋)
  • ペルソナ(ターゲットにおける架空の人物像)
  • AISAS(消費者の行動プロセス)
  • CRM(顧客関係管理)

ここに挙げたのは一部ですが、最初からすべてを覚えるのは難しいものです。

しかし意味する内容は必ず知っておきましょう。

 

専門用語の理解が必要な理由

専門用語を使いこなせれば、マーケティングにおける目標設定や施策作成の際、非常に効率的に行えます。

また社内での打ち合わせや会議の際、他の人の発言の意味がわからないと困るためです。

 

マーケティングの種類

マーケティングにはさまざまな種類があります。

  • ダイレクトマーケティング(企業が顧客に直接的なコミュニケーションをとる)
  • デジタルマーケティング(インターネットの各種デジタル媒体を活用する)
  • Webマーケティング(Web媒体に特化したマーケティング)
  • コンテンツマーケティング(有益な情報を届けて興味喚起する手法)
  • SNSマーケティング(TwitterやInstagramなどを活用する)

などが挙げられます。

 

マーケティングの種類の理解が必要な理由

マーケティングを行う際、目的や案件の特性に応じた最適な施策を立てるために役立ちます。

 

分析手法

マーケティングの分析には、主に

  • 3C(市場・顧客、競合、自社の3つで考える手法)
  • PEST(自社を取り巻く外部環境が現在・将来に与える影響を把握・予測する手法)
  • SWOT(自社の強みと弱み、外部環境のプラス・マイナス要因で考える手法)
  • 4P(製品・サービス、価格、販売場所・提供方法、販促活動の4つで考える手法)
  • STP(市場細分化、市場の選択・決定、自社の立ち位置の明確化によって行う手法)
  • 5フォース(既存競合他社、新規参入企業、顧客、自社商品・サービスの代替品、売り手の交渉力など5つの脅威を分析する手法)

などの多様な方法があります。

 

分析手法の理解が必要な理由

多種多様な分析手法がありますが、顧客ニーズが多様化する現在、効果的な商品・サービスの販売方法を決定・実施するために欠かせないスキルです。

押さえておくべき基礎知識がわかったところで、マーケティングの学習を成功させるポイントについて考えましょう。

 

マーケティングの学習を成功させるポイント

マーケティングの学習を成功させるために、絶対に外せない3つのポイントをご紹介します。

 

自分に合った学習法を選ぶ

例えば、早急にマーケティングの知識を身につける必要がある、または自分のペースで学習したいという場合は、時間を無駄にせず正しい知識を吸収できるオンライン講座を選ぶなど、優先すべき要素を重視して選びましょう。

 

目的や自分の性質・性格に最適な学習法を見極めることが学習を成功させる秘訣です。

 

疑問点はすぐに解決しておく

疑問点をすぐに解決せずそのままにしておくと理解できない部分が増え、早々に学習が行き詰まる恐れがあります。

書籍や動画はこの点が難しいので注意してください。

疑問点をスピーディーに解決するためには、プロに質問できる環境を考慮することが重要です。

 

インプットだけでなくアウトプットも意識する

ニーズの多様化につれてマーケティングの手法も日々変化しています。

真に効果的なマーケティングを行うには、得た知識をビジネスの現場で積極的に実践していくことです。

 

またそこから得た新たな知見を学習に活かせば、さらに高度な知識・スキルの獲得につながり、よりよいスパイラルが生まれるはずです。

 

マーケティングの学習は効率的かつ体系的に行うことが重要

マーケティングの学習法はオンライン講座やスクール、動画、書籍までたくさんあり選ぶのが大変ですが、それだけに目的や自分の性質にぴったりの方法を選ぶことが重要です。

 

迷ったら取り組みやすい方法から始めてみるのも一つの手ですが、その際にも時間を無駄にしないか、しっかりと系統立てて学べるかを検討してください。

 

学習した後は、得た知識を実際の業務で実行してみることが欠かせません。

インプットとアウトプットを適切に繰り返しながら、マーケティングの知見を積み重ねていきましょう。

D-Marketing Academy

企業のWebマーケティング人材育成ならおまかせください

企業のWebマーケティング人材の育成なら「D-Marketing Academy」
Webマーケティングが基礎から学べる300本以上の動画コンテンツ、知識定着のための定期テストや、進捗を確認しやすい管理画面など「D-Marketing Academy」はWebマーケター教育をスタートしたい企業をサポートします。
3ライセンスから契約可能なのでチーム単位での学習にもおすすめです。

資料請求はこちら

【参考】
Web
マーケティングの独学勉強法とおすすめサイトをまとめていく!/スタビジ
マーケティングの勉強方法5選|現役マーケターが未経験者向けに解説/ALMACREATION
マーケティングの勉強方法5選!初心者におすすめの本やスクール・資格も詳しく解説/スキルハックス公式メディア
【8選】マーケティングスキルを独学できる勉強方法|未経験からマーケターになるには何からすべき?/LIFE WORK CAFE.
文献
『ビジュアル マーケティング・フレームワーク』/原尻淳一 著/日経BPM(日本経済新聞出版本部)

 

  • この記事を書いた人

fukuda miyuki

タクトシステムでの営業職や業務推進の経験を通じて培ったスキルを活かし、現在はマーケティング部として内部施策に携わっています。ブログでは、学んだことや気付きを共有し、読者の皆さんと一緒に成長していきたいと考えています。一緒に学び合いながら、有益な情報をお届けします。

-新人マーケター
-